Life Positive mind set Study

【Book】暗闇からの救いの一冊「私は愛される実験をはじめた」

どんな本?

30歳を過ぎて4年間付き合った彼氏に温泉旅行中の食事の場面で別れを告げられたミホ。出会いを探そうにもどうしたらいのかわからず、1人で放り出された京都の街の寒さと絶望に打ちひしがれていた時、ふらりと寄ったバーで1人の女性に出会います。アメリカのキャリアウーマン風の濃いめ化粧、シャツの襟を立て、仕立ての良いブラックスーツを着こなし、少しぽっちゃり体型でとびきり美人という訳ではないのに、バーでイケメンからアプローチを受けてしまうベニコさんです。

彼女との出会いがミホを変えていきます。「一生懸命過ごしていたら、いつか素敵な人が現れるはず。そのたった1人の人をずっと愛していきていくの!」というミホを「脳みそに甘ったるいクリームの詰まったパンケーキ女」と一蹴したベニコさん。

「黙って座りなさい。そうすればモテる女にしてあげる。」という強烈なセリフと共に語られる彼女の恋愛研究の極意、恋愛認知学はミホだけでなく、多くの同じ境遇の女性を救っています。恋愛が上手くいかない人も、上手くいっている人も、単純にモテない事に悩んでる人も、モテたい人も読んで欲しい一冊です。

Emma
私、本当にこの本に救われました。恋愛のテクニック本とは違います!小説仕立てになっており、非常に読みやすいです。読んでいると本当にベニコさんに会っているような気持ちになりますよ。

「私は愛される実験をはじめた」との出会い

私が「私は愛される実験をはじめた」と出会ったのは、DRESSのコラムでした。このコラムには30代で彼氏にふられ、合コンで出会った男にはLINEで無視されて・・・そんな主人公が「愛される女」を目指す奮闘記が記されています。作者はマジシャンで恋愛コラムニストの浅田悠介さん。ツイッターやInstagramでもウェブ恋愛神社として多くの女性から支持されています。彼の本当にポジティブで、多くの人に幸せな恋愛をしてほしいと心から願う言葉が現代の仕事、人間関係、恋愛に疲れた女性の心を動かすのだと感じました。実際にコラムにも著書にも「何を考えているのかわからない人ほど怖い」といった内容もあります。表現は大切だと感じました。

Emma
どんなに相手の幸せを願っていても、それが伝わらなければ意味がありません。誰かをポジティブな気持ちにできる言葉の発信ができる方の言葉ってそれに触れるだけで感じるものがあると思います。

本を買う前にどんな事が書かれているか一度知りたい!という方はこのコラムを読まれるのをオススメします!本と少し内容が違いますが、世界観は大体同じです。

ベニコさんの教える恋愛認知学

本当にわかりやすくて、なんだかストンと腹に落ちます。

ここにベニコさんが教えてくれる恋愛認知学について詳しく書くのはあえてしません。それはコラムが無料で読めるのと、本当にコラムや本で初めてベニコさんと出会ってほしいと思うからです。

私はまさにこのベニコさんの言葉をもっと読みたくて、本の方を購入しましたが、コラムと違い本は小説仕立てになっているのでとても読みやすくて、ストーリーもとても良かったです。

ココがポイント

ベニコさんが教える恋愛認知学とは「愛される、大切にされる、幸せになる」為の方法の1つです。

その為に「モテる女(のマインドを手に入れる)」事が大切であるとされています。実際の行動で実験をして、成功や失敗を繰り返して行くのです。「単なるモテ」を追及するものではなく「モテる女のマインド」を身に付ける為に「実験」と称し、実際に行動をしますとても細かく行動を提示してくれているのが特徴です。

Emma
そんなマインドなんて考えたこともなかった。ベニコさん(浅田さん)ありがとう

巷によく「モテる為の姫テク」や「〇〇のホステスに学ぶモテテク」のような恋愛ハウツー本があるのですが、「私は愛される実験をした」とこれらの違いは単なる「モテ」の追及ではなく「マインド」を身に付けることにあるように思います。ここに作者の浅田さんの考えがあると思います。小手先のテクニックなんて本当にそのばしのぎですよね。

ほら、学生時代の定期テストで覚えがありませんか?テスト範囲の暗記なんてテストで出し切ったら忘れちゃいますよね。でも、本当に好きなものは今でも覚えているはずです。それと同じですね。

恋愛についてきちんと向き合えずに大人になった日本の女性たち

どうしても日本の社会では諸外国に比べると恋愛事情について、知る機会が限られているのだろうと感じます。年頃になると、何をどうしたらいいのやら「モテとはなんぞや」となりながら1人で葛藤して恋愛に向かう事が多いのではないでしょうか。それは海外のドラマと日本のドラマを見ていても違いが歴然としているように思います。みんなひっそり孤軍奮闘しながら頑張るしかなかったり、葛藤してきた女性が多いと思います。そんな背景をしっかり理解して書かれているのが本書であり、心理学的解説も初心者がわかりやすく書かれています。

衝撃的な別れのシーンから始まり、ベニコさんは「いつか白馬の王子さまが」なんて夢を打ち砕いたり、「自分で行動する大切さ」を教えてくれたり、「巷の恋愛当たり前を簡単に否定」したりします。誰もが共感できて、時に涙が出そうになったり、時に考えさせられたりします。私自身暗闇の中でトーチライトが消えたような気分になっている時にこの本に出会い、ロウソクの火が灯った様でした。そして気がついたら朝を迎えていました。

Emma
とても救われたという事です。

人生、生きていたら暗闇の中でトーチライトが消える事故もあると思います。そんな時にこの本が誰かのロウソク代わりになってくれたらいいなと思いご紹介しました。コラムを読んでみて、書籍に興味が湧いた方は是非!オススメできる一冊です。「ベニコさーん!」って叫びたくなりますよ。

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