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【Study】社会人からフランス語、ABCから10ヶ月で仏検4級に合格した話

社会人からフランス語!?

フランスの文化や歴史、ルーブル美術館が大好きで何回も訪れていますがいつもフランス語がわからず、モヤモヤしていました。「文化=言葉」だと思います。もっと深く知りたいから、2020年1月10日からフランス語の勉強をスタートしました。週1回3時間の授業でABCからスタートし、2020年11月15日のフランス語検定で5・4級を併願して無事に合格できました!仏検がどの様な検定なのかと、初学習から検定受験までの道のりをレビューします!

Emma
仕事をしながら勉強を続けてきました!「やってみたいけどできるかな…不安…」と思っている方に是非読んでいただきたいです!

フランス語検定ってどんな検定?

フランス語初学習者だった私にとっては検定の種類なんて全然わかりませんでした。でも、とりあえず学生時代の薄い記憶で「フランス語検定」なんていうものがあったなあと思い出される程度・・・

フランス語検定とは、日本の学習者を対象としたフランス語の試験

こちらは公益財団法人フランス語教育振興協会の実用フランス語技能試験から引用させていただきました。フランス語の試験はいくつかありますが、日本人の学習者の為の試験はこの試験のみです。

日本の学習者を対象とした唯一のフランス語検定試験日本の学習者を対象として、文部科学省および在日フランス大使館文化部の後援を受け実施されるフランス語の技能検定試験は、この「仏検」の他にはありません。 35年をこえる伝統と実績「仏検」は、日本国内のフランス語教育関係者によって、在日フランス大使館文化部の協力のもとで1981年に創設されました。受験者総数は延べ85万人を超えています。その伝統と実績はわが国の外国語学習の領域で確かな評価を得ています。
大学などの単位修得や入学資格につながる学校で学ぶフランス語の学習成果の判定にもふさわしい客観性を備えた試験として、単位修得や編入学試験の資格認定の条件、あるいは大学での交換留学に向けた学内選考要件などに広く活用されています。 キャリアアップの武器海外企業が次々に日本に進出し、日本の企業や国際協力団体もフランス語圏に広く展開しています。英語+αが求められる時代、「仏検」は、フランス語力の具体的な証明として就職活動やキャリアアップを後押しします。
国家資格「通訳案内士」外国語筆記試験の免除2013年度より、仏検1級合格者は、日本政府観光局(JNTO)が実施する国家資格「通訳案内士」の外国語筆記試験(フランス語)が免除されています。

受験の目安を知りたい!

勉強を初めてすぐの検定はコロナの関係で中止されてしまい、受験の機会を失ってしまいました。

しかし初学習で10ヶ月程度(社会人で週1回の語学学校通い)ではどの級の受験がいいのかわかりませんでした。結局語学学校の事務さんと話して5・4級の併願にすることにしました。

こちらに各級の求められる能力と目安勉強時間、検定料をまとめています。文章は仏検の公式ホームページから頂きました。

 

検定料

内容と勉強時間の目安

¥13500

「聞く」「話す」「読む」「書く」という能力を高度にバランスよく身につけ、フランス語を実地に役立てる職業で即戦力となる。
勉強時間600時間以上
準1

¥11500

日常生活や社会生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的な内容はもとより、多様な分野についてのフランス語を聞き、話し、読み、書くことができる。
500時間以上(大学のフランス語専門課程卒業の学力を備え、新聞・雑誌などの解説・記事を読み、その大意を要約できるだけのフランス語運用能力と知識
2

¥9000

日常生活や社会生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的なフランス語を聞き、話し、読み、書くことができる。
400時間以上(大学のフランス語専門課程4年程度で、読む力ばかりでなく、聞き、話し、ある程度書く力も要求される。)
準2

¥8000

日常生活における平易なフランス語を、聞き、話し、読み、書くことができる。
300時間以上(大学の3年修了程度。)
3

¥6000

 

フランス語の文構成についての基本的な学習を一通り終了し、簡単な日常表現を理解し、読み、聞き、話し、書くことができる。
200時間以上(大学で、第一外国語としての授業なら1年間、第二外国語として週2回の授業なら2年間の学習に相当。一部高校生も対象となる。)
 

4

¥5000

基礎的な日常的フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる。
100時間以上(大学で週1回の授業なら2年間、週2回の授業なら1年間の学習に相当。高校生も対象となる。)
 

5

¥4000

初歩的な日常的フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる。
50時間以上(大学で週1回の授業なら1年間、週2回の授業なら半年間の学習に相当)

※併願の場合は2つの級の検定料から1000円引きになります。

仕事しながら語学の勉強って大変?

Emma
楽しんで勉強することが一番大切です!

もともとフランスの文化や歴史、美術館が好きだったこともあってフランス語に興味を持っていました。なかなか勉強する機会が持てなかったのですが、2020年の1月に思い立って始めました。「もし難しかったら出来なくても仕方ないかな」って軽めの気持ちで始めたのですが、「やってみたい」という気持ちが向学心に繋がり、楽しく勉強できています。でも、社会人から新しい語学を始める為には続ける為にいくつかのポイントがあります。

①語学学校に通おう!

独学で成功する方ももちろんいると思いますが、文字の読み方も分からない語学を勉強する場合、最初は語学学校に通うのが絶対オススメです。毎週勉強する事になりますし、発音もちゃんと勉強できます。「独立した学習」ができるレベルになるまでは先生に習うのが結局効率的です。私は耳を少しでも慣れさせる為に最初の段階からフランス語でフランス語を学ぶ事ができる語学学校を選びました。

②その言語の映画やドラマを見よう!

まだ勉強したてだとしても、なんとなくその言語でわかる言葉が出てきてとても楽しめます。モチベーションのアップにもなりますので、その言語の映画やドラマをみたり、過去行った観光地の写真を振り返って読める言葉が増えている事を見つける事が大切です。

Emma
私は以前記事にしたショパン最後の家を示すレリーフを読めるようになっている事に気がついてすごく感動しました。

③テストを受けて実力アップ!

学生ではないので、語学学校にテストってありませんよね。また、共に勉強する方々もそれぞれの目的で学ばれていますので、レベルアップのスピードもそれぞれです。
そこで、語学の検定を受けて自分のレベルをチェックしたりアップさせたりする事が大事になります。

 

どうやって勉強する?

今回合格した仏検4級は学習時間の目安では「大学で週1回の授業なら2年間、週2回の授業なら1年間の学習に相当。」とのことですが、社会人で週1回の授業で10ヶ月の勉強しかしていない私でも合格できました。しかも特に無理をした感じではありません。そのポイントは以下の通りです。

ポイント

・リスニングはパーフェクトを目指す(34点分あるのでかなり有利になる)

・数字を100まできちんと勉強しておく

・動詞の活用は暗記

・冠詞の使い方をしっかり覚えておく

特に私のようにフランス語でフランス語を勉強している方は、日本語での文法の用語がわかりません

なので、簡単に説明してくれている文法書を一冊用意しておく事をオススメします。ちなみに私が使ったのはこちらです。口語で説明してくれているので、文法書に書いてある事が分からなくてさらに調べるという事がありませんでした。本当に感謝の一冊です。

あとはひたすら練習問題を解き続けます!

単語の増強はこちらを使用しました。

リスニングは、語学学校のテキストのCDを出退勤で聞き続けました。やはり耳は聞き続けないと聞こえるようにならないですね。

やってきたのはこの繰り返しですが、結果的に5級92点・4級79点で合格できました。

「やってみたいけど難しそう・・・」とか、「もう社会人だし無理かな・・・」と思っている方にも是非新しい一歩を踏み出してみて頂きたいな、と思います。

Emma
私の次の目標は6月にフランス政府の検定であるDELFのA1に合格する事です!

2021年から新しいスタートしてみませんか?

Emma

 

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