どんな旅?
鎌倉から江ノ電で移動!5つの寺社を巡り、鎌倉で最も行きたい場所の一つである大仏さんに最後に会える人気のコース。各寺社がとても分かりやすい所にあり、目印を間違えなければ迷いにくい鎌倉初心者さんも安心のコース!鎌倉の歴史や自然を堪能できるお散歩旅です。
全5回の記事でご紹介してきた記事のまとめです!
という方のためにEmma MEMOと寺院の概要のみ掲載しています。
注意ポイント
2020年9月現在の情報です。コロナの関係で各寺院の対応が異なります。また、時期により対応が変わっている場合もありますので、お出かけの際はご自身でもご確認ください。
お食事を取ったカフェはホームページに飛べる様にしてあります。紹介をご覧になりたい方は写真リンクから各記事へどうぞ!
今回のルート
(朝ごはん)ヨリドコロ→ 極楽寺→ 成就院→ 御霊神社→ 長谷寺(休憩TERAYA CAFE)→ 光則寺→ 高徳院→(遅めランチ)m’s terrace Kamakura
このルートは大体朝8:30頃に江ノ島電鉄の稲村ヶ崎駅からスタートすることを想定しています。お食事も全て済ませて鎌倉駅に戻るのは、15:00時頃になります。
GO TO TRAVELを利用して宿泊で鎌倉へお越しになるもの良いですよね。
訪れた寺社のまとめ
極楽寺
極楽寺の基本情報
- 拝観時間 9:00-16:00
- 拝観料 境内志納
- 宗派 真言律宗
- 開創 1259年(鎌倉時代)
- 開基 北条重時
- 開山 忍性
Emma MEMO
極楽寺
開山は良官房忍性。
1259年に創建された。後に開基となる北条茂時が現在の場所に移転したと言われている。
元寇の際は幕府の命で異国降状の祈祷を行い、鎌倉幕府の滅亡後も国家安泰を祈る勅願所としての寺格を保った。
かつては寺域がとても広大だった。施薬院などの医療施設もあり、開山の良官房忍性は医療福祉といった救済事業や道や橋、井戸などを作る土木事業にも取り組んだとされている。
成就院
成就院
- 拝観時間 8:00-17:00
- 拝観料 境内志納
- 宗派 真言宗大覚寺派
- 開創 1219年(鎌倉時代)
- 開基 北条泰時
- 開山 空海(弘法大師)
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成就院
鎌倉前期空海が護摩修法を収めた伝説の地に北条泰時が創建。
ご本尊の不動明王は、恋人と腕を組む様な形から縁結びのお不動様と言われる。
御霊神社
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御霊神社
御霊神社の御祭神である鎌倉権五郎景正公は、桓武平氏の流れを汲み、平安時代後期に鎌倉・湘南地域を開発した領主。
御霊神社のある坂ノ下を含む湘南一帯は鎌倉武士団を率いた関東平家五氏が開いた地であった。その五氏とは鎌倉氏・梶原氏・村岡氏・長尾氏・大庭氏の五氏。この五氏の祖神である五霊を祀る神社であったものが同じ音の「御霊神社」になったとも、やがて御祭神が鎌倉氏の景正公のみになり景正公の通称であった「権五郎」が訛り「御霊」となったとも言われている。
鎌倉権五郎景正公について
源義家に仕え「鎌倉武士の鏡」とも称された武将で、超人的エピソードをいくつも残している。中でも後三年の役の合戦を描いた「奥州後三年記」に残るエピソードが最も有名。
16歳で出陣した景正公は金沢柵の戦いで左目に矢を受けながらも、返す矢で敵を倒し自陣に戻った。味方の三浦平太が顔に足をかけて矢を抜こうとしたところ、「矢に当たって死ぬのはつわものののぞむところでござる、面を足で踏まれることなどない」と叫び続けたので、三浦は驚いて手で顔を抑え矢を抜いた。これは多くの人が目撃しており景正公の武勇が知れ渡ることとなった。
長谷寺
長谷寺
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- 拝観時間 8:00〜17:00 (10月〜2月8:00〜16:30)
- 拝観料 大人400円 小学生200円
- 宗派 浄土宗
- 開創 736年(奈良時代)
- 開基 藤原房前
- 開山 徳道上人
Emma MEMO
長谷寺
寺伝「相州鎌倉海光山長谷寺事実」によると創建は736年ご本尊の十一面観世音菩薩像は大和(奈良)の長谷寺のご本尊と同じ霊木から刻まれた同木異体であると伝えられている。
鎌倉時代に極楽寺を開山した忍性が極楽寺切通しを開くと、長谷寺の門前を訪れる人々が増え寺勢が発展した。武士の庇護も厚く、室町幕府初代将軍の足利尊氏はご本尊の十一面観世音菩薩像に金箔を施し、三代将軍の足利義満は光背を造った。
長谷寺は1923年の関東大震災で大きな損害を受け、観音堂の再建には13年掛かった。ご本尊の光背も長く外されていた。1991年仏師西村公朝の監修により新しく造られた。
光則寺
光則寺で誰にもお会いできなかった為、コロナの関係で御朱印やお寺の拝観時間が短縮されているかどうかをお伺いすることができませんでした。しかし、お寺の境内を歩いてまわったところ御朱印をいただける様な場所を確認することはできませんでした。
光則寺
- 拝観時間 8:00-17:00
- 拝観料 100円
- 宗派 日蓮宗
- 開創 1274年(鎌倉時代)
- 開基 宿屋光則
- 開山 日朗上人
高徳院
御朱印は貼り付け用のみです。
高徳院
- 拝観時間 8:00-17:00
- 拝観料 大人300円 小学生150円 胎内拝観は中止中
- 宗派 浄土宗
- 開創 不明
- 開基 不明
- 開山 不明
Emma MEMO
高徳院
「鎌倉大仏」「長谷の大仏」として知られる鋳造阿弥陀如来坐像(国宝です)を本尊とする浄土宗の寺院。寺の開創年と開山・開基についてはいずれも資料が乏しく不明な部分が多い。初期は極楽寺の忍性など密教系の僧が住持を勤め、その後建長寺の末寺になった。江戸時代の中期に浅草の商人の喜捨を得て江戸・増上寺の法王祐天が再興し浄土宗関東総本山である材木座の光明寺の末寺となった。
大仏について
造立について時期や原型作者は特定されていない。最も古い記述では1238年に深沢の里で大仏堂の健立が始まり5年後に大仏の開眼供養が行われたとの記述があるが、この大仏は木造でやがて嵐で倒れてしまう。その後1252年に金剛八丈釈迦如来の鋳造が始まったと記されているが、この釈迦如来は阿弥陀如来の間違いでこれが現存する大仏であろうというのが定説(吾妻鏡より)
しかし、大仏殿がいつごろ失われて今の様な露坐になったのかの記録ははっきり残っていない。
1959年から2年にわたって保存修理と境内の発掘調査が行われた結果大仏殿の基礎を据えた根固めの遺構が発掘されたことで大仏殿が存在したことが明らかになった。
大仏殿の礎石8基が大仏の左右に置かれている。
参考図書
おとな旅プレミアム19'-20'年版 鎌倉 TAC出版
歴史を知れば3倍楽しい鎌倉の古社寺 淡公社