どんな旅?
和服と鎌倉の相性は抜群!最高の一枚を・・・
非日常の雰囲気にどっぷり浸かるのは旅のとても楽しいところ!普段と違う装いは気分もすっかり変えてくれて、撮影した写真は旅行が終わっても楽しい思い出と共にずっと残るものですよね。とても楽しいので、興味がある方には是非トライして頂きたいです!
着物旅で不安に思うこと
草履や下駄で足が痛くなって歩けなくなるのではないか?
お手洗いの作法が分からないから困る・・・
レンタル返却時間厳守!帰ってこれるかな?
今回のルート
鎌倉駅で着物レンタル→報国寺→報国寺でお抹茶→浄妙寺→石窯ガーデンテラス→鎌倉駅
着物で素敵な写真を取る時間と休憩を考えて巡るところは少なめに。でもフォトジェニックなお寺とお食事やカフェ利用に石窯ガーデンテラスをご紹介します!
まず、お着物のレンタルなのですが、沢山のレンタルのお店が鎌倉駅周辺にありますので、ご自身の着たい和服のイメージと予算に合ったレンタル店を探してみてください。沢山のお店に色々な種類のお着物や小物が揃っています。大体3000円程〜着物の種類によって金額が上がっていきます。レンタル、着付けにかかる所要時間は概ね1時間です。
報国寺 鎌倉随一竹の庭園でお抹茶を頂く
鎌倉駅からバスに乗って来ました!竹の庭園で有名な報国寺です。
さて山門が見えて来ました。まだあまり竹の雰囲気はありませんね。山門から入って少し進むと、庭園に入る前に拝観料を支払います。この時に中でお抹茶を頂くか決めなくてはいけません。断然お抹茶休憩アリがオススメです。
が、すぐ隣の浄妙寺にもお抹茶休憩できる所があります。私たちは浄妙寺上の石窯テラスでお食事をとる予定だったのでこちらでお抹茶休憩にしましたが、工程によっては浄妙寺も良いと思います。枯山水の庭園を眺めながらお抹茶休憩ができます。
こちらが報国寺の竹の庭園内部です。私もここに立って写真を取りました!今は観光客の方々が少ないので、写真が撮りやすいと感じます。それでも譲り合って撮りましょう。
こんな感じで竹の庭園を見ながらお抹茶を頂けます。優雅なひとときでした。
竹の下の方を見ると、たけのこから成長したのがすごくよく分かりますよね。
Emma MEMO
竹の庭園で知られる報国寺の開山天岸慧広(仏乗禅師)は元で禅を学び鎌倉の浄妙寺に招かれた後に報国寺を開きました。禅師が修行した休耕庵の跡地に孟宗竹が生い茂り現在の様な竹林になりました。竹の庭園には約2000本の竹が生い茂り、木漏れ日が差し込む様子は日常を忘れさせてくれます。足元には石板を並べた散策路がめぐらされており気持ちよく散策ができます。
庭園の中にある茶席の休耕庵は仏乗禅師の庵をイメージしたものです。開基は鎌倉幕府の有力御家人で合った足利家時です。報国寺という寺の名前はその法名「報国寺殿行山義忠大居士」に由来すると言われています。家時は霜月騒動(北条氏と安達氏の抗争)に関わったことで自害したと伝わっています。後に北条氏に反旗を翻し足利幕府を開いた足利尊氏は家時の孫です。また、報国寺の創建には南北朝時代にこのあたりを本拠とした上杉一族の上杉重兼も関わっている為報国寺は足利・上杉両氏の菩提寺として栄え鎌倉五山・十刹に次ぐ寺格を誇りました。
拝観データ
拝観料:300円
抹茶(干菓子付): 600円
拝観時間:9:00~16:00
抹茶の受付は15:30まで。
※混雑時は抹茶の受付を一時停止する場合あり
年末年始 12/29~1/3 は拝観休止
浄妙寺 鎌倉五山で唯一の足利氏由来の古刹へ
浄妙寺は鎌倉五山第五位の寺院です。その開創は五山の中でも最も古い鎌倉初期です。源頼朝も重臣であった足利義兼が父の義康の菩提を弔うために開基となり、1188年に創建しました。
当初は極楽寺という名前だった様です。この石畳の山道を歩くと本堂があります。左右には一年を通して花が咲とても綺麗です。
実はこちらにもお抹茶が頂ける喜泉庵があります。こちらは枯山水の庭園を眺めながらお抹茶が頂けて、生菓子か干菓子かを選ぶこともできます。
私たちはこの喜泉庵の横を抜けて坂を上がった上にある石窯ガーデンテラスに行って来ました。浄妙寺から石窯ガーデンテラスまでの道のりは今回の旅で一番の山場というほど坂がキツイです。
特にお着物や浴衣だと大変だと思いますが、頑張って下さい!ホームページを見ていただくとよくわかるのですが、スコットランド人デザイナーのニコラス・レハナンさんが手掛けたお庭がとても美しくて「頑張って良かった!」と思えるはずです。一生懸命歩いたので美味しいご飯やケーキを頂いて下さいね!パンも絶品です。
初夏の藤の花
秋の小径に咲く花々
Emma MEMO
浄妙寺の山門をくぐらずにすぐ右の道に進むと、鎌足稲荷神社があります。藤原氏の祖である鎌足は蘇我入鹿を倒した翌年東の国へ向かい、相模国に逗留しました。そこで悪夢を見た鎌足が鎌を埋納したのがこの社です。鎌倉の名はこの伝承に以来するという説があります。
浄妙寺の開山堂には鎌足の木像が安置されています。(非公開です)
拝観データ
拝観料:大人(中学生以上)100円 小学生50円
障害者無料(要障害者手帳)
市内高齢者無料(要福寿手帳)
拝観時間:9:00~16:30
お着物の旅を楽しむために・・・
お手洗いの所作について、本当に簡単ですがお伝えします。
お着物の場合は中に長襦袢と肌着・裾よけを着用します。お手洗いの際は上から一枚ずつ捲り上げて、帯のお太鼓を包み込む様にします。裾よけで長襦袢を包み込んだら、裾の部分を帯の前の所に挟み込むと両手が使える様になるので、お手洗いがし易くなります。この時、着物クリップを持っている方は帯に挟み込んだ部分をクリップで止めると、よりしっかりと固定されます。
大きめの洗濯バサミでも代用できるかもしれませんが、挟む力や滑り止め加工の違いがあるので、あまりオススメしません。無いより良いくらいだと思います。やはり着物クリップがオススメです。
一回手に入れればずっと使えるし、着付けもできる様になります。お持ちでない方は手に入れてしまうのがオススメです。
こちらの様に、大小の大きさがセットになっているのが良いですよ!
鎌倉旅は他にも記事を掲載していますのでこちらもどうぞ!
どこにあるかCheck!
鎌倉駅から報国寺までのアクセス
JR鎌倉駅東口より、京急バス5番のりば「金沢八景行き」「鎌倉霊園正門前太刀洗行き」「ハイランド循環」いずれかに乗車。浄明寺バス停下車、徒歩2分
報国寺から浄妙寺までの徒歩はこちらです。
今日もお越しいただきありがとうございました!
Emma