窓辺から見えるヴァンドーム広場。こんなところに自分のオフィスがあったらどんなに仕事がはかどるでしょうか。
この写真はフランス司法省の中にあるヴァンドームに向いた窓から撮影しました。一般公開はされていない司法省ですが、年に2日立ち入る事ができる日があります。
ちなみに入場料を取っている施設は割引されたり、無料になったりします。
ヨーロッパ文化の日を使って特別見学はいかが?
「ヨーロッパ文化の日」は1984年フランスで文化大臣が「フランス文化の日」の定めたことで始まりました。現在はヨーロッパ50カ国が加盟する文化会議を含む欧州評議会と欧州委員会の合同イベントとなっており、ヨーロッパ各地でこの日は一般公開されていない歴史的建造物を見学可能になり、なんとフランス全土だけでも1万5000以上の歴史的建造物が見学可能になります。
たまたまヴァンドーム広場を通ったらいつも並んでない所にフランス人が並んでいたので、彼らが並んでるなんてよっぽどの出来事だと思い、知らずにとりあえず並んだのです。
数分後、当時現役の司法大臣に笑顔と握手で迎えられびっくりしました。
なんと自分が並んだのは司法省見学の列だったのです。本当にラッキーでした。
こちらが公開された司法省です。ちなみに立地はあのオテルリッツのすぐ隣です。
せっかくヴァンドームまで行ったら、ショパンが最後を過ごした家のレリーフもみる事ができます、こちらに詳しく掲載していますのでご覧ください!
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ところで、フランス文化の日の一番人気はエリゼ宮だという評判です。
フランス国旗が掲げられ、重厚で美しいエリゼ宮は、金モールを着た衛兵に守られています。なぜならここは大統領官邸だからです。なんと1874年から大統領官邸として使われています。
エリゼ宮は本当に多くの歴史を見てきました。18世紀にはルイ15世の寵愛を受けたポンパドール夫人のもので、夫人亡き後は数人の貴族に所有されています。フランス革命時には国立印刷所になり、ここで作られた印刷物が多くのパリ市民に届けられたのでしょう。執政官時代には舞踏学校になりました。
更には、ナポレオンの妻ジョゼフィーヌが短い時間滞在しており、ワーテルローの戦いに敗れたナポレオンが2回目の退位宣言に署名をした場所でもあります。
私は次にフランスに滞在するのはこの「ヨーロッパ文化の日」にすると決めています。
たとえ時間を掛けて並んだとしても、絶対にエリゼ宮の中を見たいからです。
いつかとは言わず、来年叶えます。
どこにあるかCheck!
オテルリッツとロレックスに挟まれている司法省。豪華すぎますね。
Emma